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製造元:(株)斗山(トゥサン)
原産地:韓国
容器・内容量:瓶 360ml
原材料:米などを主成分とした酒精、緑茶。アルコール分:21度
保存方法:直射日光を避け、涼しい所に常温保管。
賞味期限:別途表記
美味しい飲み方:@冷ストレート、Aお湯割り、B燗つけ、Cロック、D水割り、Eお好みこだわり
「山」という韓国焼酎は、お茶のエキス入りでさっぱりしててうまい。健康重視および口当たりのさわやかさを追求したこの焼酎は、消費者の要求トレンドにマッチした製品である。
韓国で真露メーカーの焼酎マーケットの独占は目を見張る。現在ほぼ50%という占有率。それを打ち破ろうと果敢な挑戦をしながらもこれまで惨敗に終わってきたのがトゥサンだ。トゥサンと言えば野球のOBベアーズのスポンサー会社で有名。OBビールも有名で、もとは日本が植民地支配当時につくったビール会社。どうも焼酎では勝ち目がないという感じだったのが、ここにきて風向きが変わってきた。
トゥサンが2004年新年早々発売した焼酎「山(サン)」が好評である。そのすっきりとした美しいラベルも魅力だが、味の方もなかなかすっきりした喉ごし。韓国の焼酎は甘味が強くてぺったりとした感じがあったが、「山(サン)」は甘味も控えめでさわやかだ。しかもアルコールのにおいがあまりしない。これは緑茶成分が入っているためであろう。売り文句が「韓国の山深いところでとれた高級緑茶で作った焼酎」というのだから説得力がある。緑茶成分は二日酔いを抑える効果もあるという。しかしほどほどに!!
韓国での焼酎を飲む風景
韓国では、焼酎は、透明なガラスのぐい飲みでストレートで呑むのが普通である。
韓国流の乾杯:相手のグラスより自分のグラスを低い位置にしてカチンと合わせるのが、敬意の表明。上下差が大きい時には、さらに呑んでいる口元が見えないように手で隠す。旅行者がそこまでへりくだる必要はないが知っておくとためになる。
韓国流の酒の飲み方:グラスが空になるまでは互いに注ぎあわない。相手が注いでくれたお酒を頑張って一気に飲み干す必要はないが、相手が自分の飲み干したグラスを進める時は、注がれた酒を飲み干してから返杯を要求しているので、そこは注意が必要。互いに返杯の応酬となる。もう少し具体的に言うと、相手が自分のグラスの酒を飲み干した後、そのグラスをこちらに手渡し酒を注ぐ(その時点でこちらに2杯分注がれている)。それを飲めというわけ。飲み干したらそのグラスを相手に返し酒を注げと言うわけ。そこはそこ、こうなると酔いも手伝って互いの返杯の応酬と相成る。ほどほどの酒豪であるならば、トライするのもいいかも。文句なしに意気投合、友情が生まれること間違いない。いやいや、酔いつぶして・・・よからぬ魂胆があるやも!?
ともあれ上記のような飲み方は、最近事情では、街角で見かけるのは稀である。韓国社会も先進国入りする中で、考え方が仕事重視(二日酔は明日にひびく)に変わったことや、飲酒運転に課せられるべらぼうな罰金のおかげもあって、自重されるようになったからだ。
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